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米国患者家族滞在施設ネットワーク研修報告書
参加したプログラム
年次総会
講演がおこなわれていたホールにて開催。理事を含め70名ほどの参加があった。
「誰が理事であるのか」をわかりやすくするための工夫として舞台前に理事が横に並ぶ形で着席していた。会場に意見が求められると複数人の手が上がり,活発に意見を発言していた。自由に意見が言えるような雰囲気であった。
終了後に会場に残り,総会で話されていた内容を振り返った。理事長夫人のVirginia氏より総会中の発言内容とそのバックグラウンドについて解説をいただいた。
- あいさつ
- NAHHH理事長
- 「つねによくなり続けていく事が大切。現状に満足する事無く,よりよくなるための努力を重ねていくことが必要
- 理事の交代
- 理事の交代についてのアナウンス。理事は3年任期。今年度退任するDr. John Bachman(Mayo Clinic)が功労者として表彰されていた。
- 討議
- 財政が厳しいハウスの負担を軽くするため,会費を安くするという目的で会費について改案が提案された。しかし,会費にバリエーションをもたせた案だったので会員の投票権をどのようにするかで活発な議論がもたれていた。
- NAHHHの会員の中には,他のNAHHH以外にネットワークをもつ滞在施設もあれば,独立している滞在施設もあり,バックグラウンドは様々である。特定のスポンサーがいたり,もしくは強力なスポンサーがいると誤解されていたり,特定のスポンサーがいるためにさまざまな苦労があったり,と抱える困難さも様々だそうだ。お互いのバックグラウンドへの理解もまだじゅうぶんとは言えないようで,討論は時に厳しいものになる場面もあった。多様な滞在施設同士がネットワーク組織としてまとまる厳しさが伺われた。そんな場面に,理事メンバーのDr. Bachman氏が「感情的になっているけれど,我々は同じ目的のために集まっている。目的を達成するためにがんばりましょう」と発言すると,会場の緊張した雰囲気が一変し,拍手で包まれた。
- 決議は持ち越されることとなったが自由な議論を経て次のステップへ進んでいくプロセスを垣間見た。
- NAHHHの名称変更
- 総会が予定時間を超過したために討議されなかったNAHHHの「名称変更」について,昼食中にアナウンスされた。①Hospitality Homes of America ②National Association of Hospitality Homesの2つが候補にあがっている。2008年3月1日までに決定するとのこと。
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