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米国患者家族滞在施設ネットワーク研修報告書
参加したプログラム
基調講演
- FROM SUCCESS TO SIGNIFICANCE
- 講演者:Joslyn Vaught(Executive director of patient amenities of the Mayo Clinic,Scottsdale,AZ)
- 内容:
- 滞在施設での成功とは何か?ひとりの人でも笑顔にしてあげること。最初は心配でカチカチに緊張している家族が滞在施設に到着してハウスマネージャに会ったとき,その心配をとりのぞくことができること。
- 滞在施設に勤めるきっかけは?小学生のときにホスピタリティハウスの理事になりたいと答えた人はいないだろう。自分から求めて滞在施設の運営に関わる人はいない。あなたたちの仕事は相手が探してきて見つけてくるような職種である。
- 重要なのは,当然のことだが,施設が大きいか小さいかではなく利用者のニーズにこたえられているかどうかである。
- 医療保険に加入していない人たちにとって,無保険のリスクのなか日常生活をおくることはたいへんな恐怖を伴うものである。経済的に苦しい人たちは「平和」を求めていることを理解することが大切。
- あなたたちがやっていることは大変な仕事。さまざまなネガティブな条件が重なっているかもしれない。しかし,それを顔に出していてはひとを遠ざけてしまう。色々な側面があるなか,相手にいかにポジティブな印象を与えることができるか。
- 支援者を集める努力を惜しんではいけない。“お金がある人が何もしてくれない”ではなく“誰もお願いしてみていないのかもしれない”。視点を変えることで新たな支援につながることもある。
- ボランティアの協力を得る努力は大切。団塊の世代は何らかの形で社会とつながっていたい。コミュニティのためにボランティア活動することはリタイアした高齢者のヘルスケア向上につながり幸せに暮らしてもらうことになるというデータもある。
- IMPORTANCE OF HUMOR
- 講演者:Glen Ward(Humorist and inspirational speaker)
- 内容:ワークショップなどの勉強だけでなく,参加者の気持ちをほぐすためにユーモアのある講演がスケジュールされている。有名人や講演者のエピソードにでてくる方のものまね・うたまねを交え,会場は笑いに溢れた。
- 人を傷つけないユーモアは人を勇気づける。
- 小さな笑いが大きな違いをもたらす。
- ホスピタリティハウスは目的があるからやっていること。報酬もない,「ありがとう」という言葉も無いかもしれない。でもめぐりめぐって「ありがとう」が返ってくるかもしれない。
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