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本文へジャンプHOME >トータルケアとしてのハウス > ホスピタル・ホスピタリティ・ハウスの必要性
子どもが高度医療を必要とする病気になったとき、親は一刻も早く専門的な診断と治療を望みます。その場合、専門性が高く、高度先進医療を行っている基幹病院を受診することになります。
高度医療を行う病院は、大都市に集中し、家族は自宅を離れて付き添いをすることになります。面会時間内に子どもに付き添ったのち、夜は病院の外に宿泊先を求めることになります。また、病院で付き添いができても、長い闘病生活に疲れ切ってしまうという現実があります。
地元を離れて子どもに付き添う家族は、多くの負担を抱えてしまいます。
子どもの病気の治療には、家族の付き添いがとても重要です。例えば、小児がんの治療では、痛み、食欲の低下、吐き気や全身のだるさなどの辛い副作用が伴い、治療への意欲を減退させることがあります。このような状況のとき、家族がそばにいる安心感が、子どもの治療への意欲を支えます。
こうした負担によって生じる家族の疲労は、子どもの治療への意欲に良い影響を与えません。 付き添い家族に生じる負担や不安は、病気の子を抱えた家族だけで解決できるものではなく、社会全体で支えていく必要のある問題です。
ホスピタル・ホスピタリティ・ハウスは、こうした問題を少しでも解決できる手段として、主に病気の子どもとその家族を支援するための非営利の活動です。