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本文へジャンプHOME >トータルケアとしてのハウス > 論文・関連資料一覧 > ハウスの認知度とニーズ調査 報告書 > おわりに
今回調査を行い報告書をまとめる作業は、ハウスの運営を日常行っている中で、私たちが培ってきた実感を明確なメッセージにするというものでした。多くの方々から協力を得て、調査という慣れない作業ではありましたが、報告書を完成させることができました。
検討委員の皆さまからは、医療、調査、PR、企業の社会貢献、NPOの各分野から専門的なご意見を頂くことができました。また、ハウス運営者の委員の皆さまからは、運営上の実感のこもった意見をいただきました。
また、オブザーバーとして検討委員会にご参加いただいた企業の皆様、ヒアリング調査にお忙しい中ご協力いただいた皆様、ヒアリング調査の訪問先をご紹介くださった皆様、その他にも様々な方のご理解とご支援の上に、この報告書がまとまりましたことを、心より御礼申し上げます。
日本では1990年前後から、ハウスの必要性を感じた人たちから始まった活動が、各地に広がりました。1997年からのネットワークの活動も10年を過ぎました。
活動に携わる人も、当初は闘病経験のある家族や、同じ問題意識を持つ医療従事者が中心でした。現在では、活動の輪が広がり、多方面の方々からご理解とご支援をいただけるようになってきています。
しかし、今回の調査結果にもありましたように、ハウスの認知度は決して高くありません。家族が病気になることは誰にでもおこりうることです。そのとき家族が直面する不安や負担が少しでも軽減できるよう、ハウスが社会に根ざしていくことを願っています。これはどんな社会に住みたいかというといかけであるのかもしれません。
わたくしたちはこれからも、病気に向き合っているお子さんとご家族が、「ただいま」と思えてほっとできる「病院近くのわが家」として、これからも役立つハウスとなるよう、多くの方々に支えられながら努力を重ねていきたいと思います。
最後に、改めまして本報告書作成にご協力いただきましたすべての皆様に心より御礼申し上げます。
NPOファミリーハウス
2008年3月吉日