日 付 2009年10月17日(土)
参加者数 99名
会 場 公立大学法人福島県立医科大学看護学部棟3階
概 要
「ハウス運営の質的向上」という切り口で、ハウス運営者、ハウス運営に興味のある学生などが集まって、情報交換をしました。
研修会の構成は、大きく二部に分けて実施しました。まず、第一部では、「ボランティアコーディネートについて」というタイトルで、メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン東京本部事務局長の大野寿子氏から、メイク・ア・ウィッシュでの取り組みについてご紹介いただきました。
メイク・ア・ウィッシュは、3歳から18歳未満の難病とたたかっている子どもたちに、生きる力や病気と闘う勇気を持ってもらおうと、そうした子どもたちの夢をかなえるお手伝いをすることを目的としている非営利の団体です。
今回、大野氏に講演をお願いしたのは、メイク・ア・ウィッシュの活動も、ハウスの活動と同じく、病気の子どもへの支援を目的としていて、運営には多くのボランティアが参加しているからです。しかも、子どもや家族の気持ちを大切に扱うことや、実際の作業には地味な部分も多く、ハウスの活動と同じように試行錯誤されているとのことでした。そうした活動の中で培われたボランティアコーディネートの仕組み・ノウハウは、ハウスの活動にも活用できると感じました。メイク・ア・ウィッシュのボランティアコーディネートの仕組みやノウハウを知ることで、各ハウス運営者たちが、ハウス活動におけるボランティアコーディネートについて、振り返る時間としたいと考えました。
また、第二部では、ハウス運営に必要でかつ、各団体の関心の高い共通のテーマについて分科会形式で、課題や情報の共有を行いました。3つの分科会に分かれ、各団体の抱えている課題や大切にしていること(ノウハウ)を紹介し合いました。第一分科会は「ボランティアに関すること」がテーマで、ファシリテーターは、引き続き、メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン東京本部事務局長大野寿子氏にお願いいたしました。第二分科会のテーマは「地域との連携に関すること」で、ファシリテーターは、千代田区社会福祉協議会地域福祉課長梅澤稔氏に依頼いたしました。第三分科会は「利用者対応に関すること」をテーマに、ファシリテーターは、NPOファミリーハウス 事務局長植田洋子氏が担当しました。
最後に、分科会の共有を全体で行い、自分が参加した以外の分科会の情報も得られるようにしました。また、参加者にはアンケートにも協力いただき、研修会で得たこと、感じたことを記入してもらいました。
プログラム | |
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13:40〜 | 第一部 講演会 「ボランティアコーディネートについて」 講師:メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン 東京本部事務局長 大野寿子 |
14:30〜 | 休憩・移動 |
14:45〜 | 第二部 分科会 @第一分科会 「ボランティアに関すること」 ファシリテーター:メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン 東京本部事務局長 大野寿子 |
A第二分科会 「地域との連携に関すること」 ファシリテーター:千代田区社会福祉協議会 地域福祉課長 梅澤稔 |
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B第三分科会 「利用者対応に関すること」 ファシリテーター:NPOファミリーハウス 事務局長 植田洋子 |
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16:45〜 | 休憩・移動 |
17:00〜 | 全体会(分科会の共有) |