約1000人の来訪者に活動を周知
昨年11月15日(土)、東京都港区の六本木ヒルズアリーナにて、「病院近くのわが家」全国認知度向上キャンペーンのメインイベント“ささえよう!病気の子どもと家族 ~病院近くのわが家 全国キャンペーン in 六本木ヒルズアリーナ”が無事終了しました。
六本木ヒルズアリーナという多くの方々が集まる場所をお借りすることができ、またステージ出演者の皆様、ご支援いただいた個人・企業、そして当日のボランティアスタッフの皆様のご協力により、およそ1000人の一般の方々に来場いただきました。ステージでの催しやハートフルハウス内でのボランティアによる展示説明を通じて、多くの方々に「病院近くのわが家」を知っていただくことができました。
来場者の方々からは、「病気の治療に専念するためにも必要と感じました」「小児医療の環境悪化の中、思いやりやぬくもりを感じられる。頼りにできるハウスがあると、病気と対する気持ちも上昇すると思うから」などの感想があり、「病院近くのわが家」の活動が、社会一般の多くの方々から支援されることを改めて強く感じました。
今後も、「病院近くのわが家」を必要とする人のために、社会に根ざした活動になるよう努力を重ねていきたいと思っています。
オープニング
いったいどれぐらいの方々が集まってくれるのか不安でいっぱいのまま始まったオープニング。総合司会の香月ようこさんの呼びかけで、NPOファミリーハウス理事長の挨拶や、大型ビジョンで小児科医・著名人らからいただいた応援メッセージを上映し始めると、あっという間にステージ前に用意した席が埋まってしまいました。
ステージ1
■MAYA MAXX LIVE PAINTING “Family with Love”
■子どもたちとのワークショップ ~MAYA MAXと描こう~「愛のあるおうち」
各ステージが始まる前の計4回、「病院近くのわが家トーク」として、JHHHネットワークの団体から、ハウスを利用するご家族の様子を紹介しました。
ライブペイントパフォーマンスで人気のあるMAYA MAXXさんの掛け声で、真っ白なキャンバスがあっという間にカラフルなアートになりました。この日、会場に特設されたハートフルハウスの側面が大きなキャンバス。当日集まった約20名の子どもたちと一緒に“愛のあるおうち”を完成させました。
ステージ2
■Chris& Shoko Percussion Duo ハートフルコンサート partⅠ
音のワークショップなど幅広い活動をしているクリストファーハーディ&新谷祥子パーカッションデュオ。この日も、デュオのお二人と一緒に、会場の皆さんも音楽に合わせて手をたたいて、楽しいステージとなりました。
ステージ3
■トロンボーン・アンサンブル・ヴァイオレット ハートフルコンサート
普段は別々のグループで活躍しているトロンボーン奏者4名(宮下宣子さん、近藤正明さん、関根愛さん、笠原亜紀世さん)が、不定期に集まりボランティア活動をされています。これまでもファミリーハウスの活動を支援してくださっている新日本フィルハーモニー交響楽団の国枝純一氏による進行のもと、子どもたちに人気の楽曲などを演奏し、会場からは手拍子が起こる楽しいステージになりました。
ステージ4
■Chris& Shoko Percussion Duo ハートフルコンサート partⅡ
この日2回目のステージとなるクリストファーハーディ&新谷祥子パーカッションデュオ。六本木ヒルズのライトアップが始まった夜のステージでは、遠く空に向かって歌う新谷さんの奥深いヴォーカルが、夜空に広がっていくような印象的なステージとなりました。
ハートフルハウス内での資料展示
会場内のハートフルハウスでは、「病院近くのわが家」やJHHHネットワークについてのパネル展示、「2009病院近くのわが家カレンダー」イラスト展を開催。ボランティアスタッフが常駐し、訪れた方に丁寧に説明をしました。
来場者のみなさんには、用意したアンケートやカードにたくさんのメッセージをいただきました
当日アンケートより
当日、ハートフルハウスの中で皆さんにご記入いただいたアンケートの内容を集計しましたのでご報告します。たくさんのメッセージをありがとうございました。
アンケート回答者のうち、半数の人は、「病院近くのわが家」(以下ハウス)のことを知りませんでした。しかし、イベントに参加してみて、98%の人がハウスの必要性について感じてくださいました。その理由として、「病気の治療に専念するためにも必要と感じました」「小児医療の環境悪化の中、思いやりやぬくもりを感じられる。頼りにできるハウスがあると、病気と対する気持ちも上昇すると思うから」などの回答がありました。
また、95%の人がハウスを応援したいという気持ちを持ってくださった中で、「ハウスのことを知人に知らせたい」「寄付・ボランティアをしたい」など具体的な支援の意向を示してくださる方もいました。
アンケートに答えてくださった方は、10代以下~60代以上まで幅広い世代で、東京に住んでいる人だけでなく遠方の人もいました。また、各プログラムとも参加者は多く、用意していた座席はほとんど満席状態でした。
●来場者からの声
「病気の治療に専念するためにも必要と感じました」
「とても大切な、人が人らしくあるための重要な活動だと思います。応援し、私も小さなことから、何かしたいと思いました」
「今日のイベントで非常に心打たれた。自分も何か出来ることがあれば、少しでも貢献したい。誰もが幸せになることが大事」
「沢山の人の力を集めれば、出来ることは増えていくと思います。いろんな方々に知っていただけるように、私も動いていきたいと思います。」
「小児医療の環境悪化の中、思いやりやぬくもりを感じられる。頼りにできるハウスがあると、病気と対する金の地も上昇すると思うから」
「通りがかりに寄らせてもらいました。初めて知りましたが今後関心を持っていこうと思いました」
(アンケート回収数:86人)