子どもが高度治療の必要な重い病気になったとき、治療できる病院が自宅から通いきれない場所でも、家族は子どものために、その病院に駆けつけます。家族が子どもに付き添うのは、単に治療に関する意思決定をするためだけではありません。闘病中の子どもの気持ちを支えるのは、そばに付き添う家族の存在なのです。付き添い家族が疲れきってしまっては、治療への子どもの意欲に良い影響を与えません。
ホスピタル・ホスピタリティ・ハウスは非営利で運営されており、病気の子どもと家族の生活を、みんなで支えあうコミュニティです。病気の時だからこそ大切にしたい「ふつうの生活」を支えるため、スタッフ、ボランティア、寄付者そして地域の皆さんとともに、病気の子どもと家族の気持ちに寄り添っています。自宅にいるようにくつろげるよう、プライバシーの守られた個室、キッチンや洗濯機などの家具・家電はすべて揃っていて、低い経済的負担で利用できます。
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